冬から春へと移り変わる時期に咲く
「沈丁花」。地味な花ですが、落ち着いた香りがとても上品で、
私の母が大好きな花なんです。
この花の香りが街中で漂いはじめる時期になると、母は
「あぁ、もうすぐ春なのねぇ」
なんて嬉しそうに言っていました。
最近は一緒に出かけることは殆どありませんが、
きっと毎年同じ時期になれば、
沈丁花が咲くのを心待ちにしていると思います。
私もすっかり母に影響されてしまいました

で、匂いということで、今回少し調べてみました。
沈丁花は、「じんちょうげ」または「ちんちょうげ」と読みます。
背のひくい常緑樹で、二月〜三月に花を咲かせます。
沈水香木(沈香)という香木に似た香りを持ち
(沈水香木自体が「沈丁花科」の植物とのことなので、
香りが似ているのは自然なことかもしれませんね)、
丁子(ちょうじ。料理などでスパイスとして使われる
クローブ)
に似た葉をつける植物ということから、この名が付いたらしいです。
花は外側が薄紫っぽい赤、内側は白で、
時々外側・内側の両方が白のものも見かけます。
この小さな花がいくつも集まって、まりのような形を作ります。
そして春先に、落ち着いた、和服の女性にも似合いそうな、
素晴らしい香りを漂わせるのです。
あまり近くで沈丁花の香りを吸い込むと、
人によっては強すぎて合わないこともありますが…
つめたい空気の中に漂う沈丁花の香りを感じて、
ちょっとうれしくなりながらあたたかい春を待つのが、
私の毎年の恒例行事?です

※ちなみに、
沈丁花の香りの香水があるんだそうです。
香料に沈丁花を使っているとか… どんな香りなのか、興味あります。